2002年08月07日
DSMの超高強度ポリエチレン繊維、防弾コックピットドアに
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:DSM

 オランダのDSM社は7日、超強力ポリエチレン繊維「ダイニーマ」を使用した防弾コックピットドアが、米連邦航空局の基準をクリアし、初めて民間航空機に採用されることになったと発表した。
 
 防弾コックピットドアは、機内インテリアの最大手メーカーであるC&Dエアロスペース(カリフォルニア州)が設計した。当面ボーイング737型機、757型機、ボンバルディア社およびエンブラエル社製航空機、マクドネル・ダグラス社製の機種に搭載される予定。
 
 昨年9月の同時多発テロ事件以来、コックピットの防護は各国航空当局にとって最優先の課題となっていた。「ダイニーマ」は長年にわたり装甲車や防弾チョッキなどに採用されてきた。軽量なだけでなく、同じ重量の鉄鋼よりも15倍の強度があるという。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/0280700D.tif