2002年08月08日 |
8月20日以降、極東で石油化学センター8社が秋の定修 |
アジアのプロピレンの需給、一段とタイト化の公算 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:東燃化学 |
今月下旬から日本、韓国、台湾の極東3ヵ国でエチレンセンターの秋の定修が相次いでスタートする。 東燃化学が8月20日に川崎工場内で年産47万8,000tのエチレンプラントの運休に踏み切るのを皮切りに、日本で2基、韓国で4基(うち1基はFCC装置)、台湾で2基の装置が相次いで定修入りする。運休期間は最短30日、最長60日。最も集中度が高いのは10月。合計5基が運休する。 これに伴い、エチレンの需給バランスはタイト化が必至と見られている。プロピレンに至っては、現在の不足感が一段と強まる見通しだ。このため、アジア地域のスポット相場はすでに上昇速度を速めている。 極東で秋の定修を予定しているのは以下のセンター。 ▽日本=東燃化学・川崎(年産能力47万8,000t) 8月20日〜9月26日。 出光石油化学・千葉(同48万t) 9月15日〜10月25日。 ▽韓国=双龍・温山(FCC15万t) 8月21日〜9月21日。 YNCC・大山(40万t) 10月始め〜10月末。 SK・蔚山(56万t) 10月始め〜10月末。 KPIC・温山(34万t) 10月始め〜10月末。 ▽台湾=FPC・麦寮(50万t) 9月1日から10月31日。 CPC・林園(38万5,000t) 11月1日〜12月中旬。 |