2002年01月24日
旭化成、東レ、三菱レイヨンがMMA光ファイバーホーム用開拓、室内で総合接続
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:旭化成、東レ、三菱レイヨン、経済産業省

 旭化成、東レ、三菱レイヨンのプラスチック光ファイバー(POF)三社はブロードバンド時代に対応するホームネットワークを構築するため、電気工事と通信工事の許諾一元化に向けて動き出した。

 これは情報通信のホームインターフェースに際して、電力はアナログ規制があり、デジタル情報通信とはコンセントが別扱いになっている。これを合法的に一元化して工事費を節約する一方、工事に当たる人たちに双方の資格を認めようとするもの。

 すでに総務庁が宅内情報通信フォーラムで、経済産業省が住宅情報化推進協議会でそれぞれ法制化を検討、成案のうえ今国会に上程されることになっている。

 決められた空間のインターフェースを総合接続させ、これまでのバラバラな電力、通信の工事許諾を一本化することにより、工事手続きの簡素化が進む。

 POFがこれまでの銅線に代替するかどうかの可能性は、雑音が少なくなるほか、インターネットとTV、TVとビデオ、ビデオとインターネットと三点以上の接続ができるという特徴が強味。インターフェースの一元化が実現することにより、ホームネットワーク需要が増大するのは間違いないとみられている。

 メタアクリルのPOFはすでにベンツ、BMWなどの乗用車に採用されているが、この車載プロトコルをホーム用にそのまま使用することでPOFケーブルの技術的な課題はクリアされるようである。