2002年01月23日
東ソーなど中国向け2月の塩ビ価格交渉、30ドルアップの460ドルで決着
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:東ソー

 東ソー、台湾FPC、韓国LG化学などPVC(塩ビ樹脂)各社が中国の需要家筋と進めていた、2月の価格交渉がcfrトン当り460ドルと前月の430ドルから30ドルの引き上げで決着した。昨年12月の410ドルを底値に2カ月連続の上方修正となった。
 
 中国内の需要が窓ワクやパイプ用を中心に引き続き順調に拡大していることや、原料であるEDCの国際相場が米国オキシデンタル社の操短などによりタイト化し、上昇していることなどが理由とみられる。
 
 東ソーなど各社はVCM(塩ビモノマー)についても中国ユーザー筋と値上げ交渉中で、1月の320ドルから365ドルに引き上げたい意向だ。