2002年08月26日
三井化学、タイのPTA第2プラント営業運転入り
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学

 三井化学は26日、タイの関係会社「サイアム・ミツイPTA」(SMPC)がラヨン県マプタプットに建設中だったPTA(高純度テレフタル酸)第2プラント(年産能力40万トン)が完成し、21日から営業運転に入ったと発表した。
 
 所要資金250億円をかけて2001年1月に着工、今年7月に完工し、8月初から試運転を行っていた。1999年に稼動開始した第1プラントと合わせ、SMPCの年産能力は80万トンと、アセアン地域最大となった。
 
 三井化学はPTA事業をコア事業の一つと位置づけ、拡大・強化に力を入れているが、アジア地域でも今後、ポリエステル繊維、PETボトル等の原料として需要の増大が見込まれるところから積極的に事業展開しており、すでに日本、タイ、インドネシア、韓国に生産拠点をもっている。
 
 それぞれの生産能力は、日本65万トン、タイ80万トンのほか、インドネシア42万トン、韓国140万トンの計327万トン。出資見合いの引取り販売量は約250万トンと、アジア地域では世界第2位のシェアとなっている。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=120