2002年08月26日
三井化学・千葉工場、修理完了して稼動再開
先ずはエチレン装置が26日午前中に再スタート
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:三井化学

 電気系統のトラブルで23日20時過ぎから運転を中断していた三井化学・千葉工場のエチレンプラントが26日午前中までで修理を完了し、稼動を再開した。
 
 今回の電気系統のトラブルでは、年産55万t能力のエチレンプラントのほか、HDPE、LDPE、L-LDPE--などの誘導品装置も停止となった。しかし修復作業が比較的簡単であったため、運休期間は短期ですんだ。
 
 エチレンプラントは27日から従来通りの高率操業に移行できる見通し。これに伴い、ポリエチレン等の設備も27日から再び正常運転に入れる見込みという。

 このところアジア地域では石油化学プラントの小トラブルが相次いで発生している。台湾のCPCの39万tのエチレンプラントもその1つで、1週間前に運休したあと修理が完了しないため運転を再開できていない。また、タイのROCの60万tプラントも23日からコンプレッサーの故障によって全面停止に追い込まれている。短期で運転を再開できれば問題がないが、もしも長引くようだと秋の定修期の需給バランスに影響がでてくる。