2002年08月27日
「住環境フォーラム」のシンポに多数が参加
“高断熱化住宅”づくりの重要性に関心示す
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会

 住環境フォーラム実行委員会主催、塩ビ工業・環境協会と板硝子協会協賛による「高齢化社会の住文化の創造に向けて」と題するシンポジウムが27日に東京都渋谷区の国連大学ビルで開催され、住宅建設や環境問題に関わりを持つ企業の幹部や一般市民等多数が参加した。
 
 同シンポジウムでは、最初に、坂本雄三・東京大学大学院教授が「高齢化社会の住文化を創造する-住環境の構造改革案-」のテーマで基調講演を行い、その後、「気候変動に関する政府間パネル」のラジェンドラ・パチャウリ議長によるビデオメッセージを経て、環境・健康の専門家や家づくりの専門家、さらには行政、マスメディアなど様々な分野の識者によるパネル・ディスカッションが開かれた。
 
 今回のシンポジウムは、少子高齢化社会の進展や環境問題に対する社会全体の関心の高まりの中で“より安全・安心で、快適な家づくり”が重要課題として浮上してきている点を睨んで、その具体策を話し合うことを目的に開催されたもの。

 坂本教授の基調講演でも、また、パネルディスカッションでも、新しい家づくりの一つとして「省エネルギー型の窓を合わせ持つ高断熱化住宅」の建設の重要性が強調され、多くの参加者がうなづきながらメモを取る姿が印象的であった。