2002年08月27日 |
クラレ、ポリエステル短繊維事業を再構築 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:クラレ |
クラレは27日、収益が悪化しているポリエステル短繊維事業を再構築し、不採算品目の外販を止めるほか、倉敷事業所の生産規模も半分に縮小、分社化すると発表した。 ポリエステル短繊維事業は、韓国、台湾に続いて中国でも大増設を行っており、大幅な供給過剰が慢性化して、将来的にも改善が望めそうにない状況にある。このため同社は採算性の悪化している「定番品」の外販を02年度末限りで中止し、さまざまな機能をもった高次差別化素材に事業を集中する。 <事業再構築の概要> (1) 販売構成の再編 ◇不採算の定番品は02年度末をもって外販を取り止める。 ◇外販は衣料・産業資材・リビング資材の高次差別化素材に特化する。 ◇自家使用素材(人工皮革、不織布向けなど)は継続・拡大する。 (2)生産規模の縮小 ◇03年度から倉敷事業所(玉島)の生産量を12千トン/年に縮小する。(01年度の生産実績;25千トン) (3)組織・人員の再編 ◇02年度末までに倉敷事業所の要員を約50%減員し120人体制とする。 ◇03年4月に間接部門を含む倉敷事業所全体を分社し、生産子会社を設立する。 ◇02年度末までに販売・開発要員を約40%減員する。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=128 |