2002年01月23日

経産省まとめ「日・シ貿易協定」石油製品、AS樹脂なども関税例外品目

【カテゴリー】：行政/団体 【関連企業・団体】：経済産業省

経済産業省は23日、今夏にも発効する日本・シンガポール貿易協定(FTA)の具体的内容を明らかにした。このうち鉱工業品の関税撤廃については、全品目6,746品目のうち例外品目294品目を除いて関税が撤廃される。 　撤廃品目は塩、セメント、鉱石、スラグ、原油、石油製品の一部(揮発油の一部、ナフサ、石化原料用灯油、重油、潤滑油、天然ガス、プロパン、ブタン等)、無機化学品、医薬品,肥料、石油化学品の一部、ゴム,木材パルプ、紙、繊維、衣類、ガラス、機械類,電気製品,車両、航空機、船舶など。 　 　関税撤廃しない294品目のうち、化学関係の主な品目は次の通り。 ◇石油製品の一部 *揮発油(小型航空機燃料(JIS規格準拠)、燃料用、自動車ガソリン) *灯油(ジェット・エンジン用燃料、暖房用) *軽油 *重油及び粗油(撤廃品目以外) ◇有機化学品の一部 *メントール、くえん酸、くえん酸カルシウム、グルタミン酸ソーダ、ソルボース等 ◇石油化学製品の一部/プラスチック1次製品の一部 *ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイソプチレン、プロピレン共重合体、ポリスチレン及びABS樹脂で不規則な塊、粉、粒、フレークその他これらに類する形状のもの *エチレン・酢酸ビニル共重合体、AS樹脂、その他のスチレンの重合体