2002年08月28日
経産省、15年度予算概算要求決る
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:財務省

 経産省は28日、15年度予算概算要求額を一般会計で前年度予算より601億円多い9,639億円、特別会計と合わせた総額では同790億円増の19,084億円とすることを決めた。30日財務省に提出する。
 
 同省ではこれについて「厳しい財政事情にはあるが、民需主導の経済への大転換は緊急の課題。わが国経済の活性化、産業競争力強化推進のためにも、重点配分していく」としている。経済活性化との関連では(1)技術革新の促進による活性化(2)新たなビジネスフロンティアの開拓(3)中小企業の育成と地域の活性化(4)ITを活用した経済・社会の再生、の4本を柱に掲げて要求していく。
 
 このうち技術革新の促進では「実用化・市場化に直結する戦略技術の研究開発」として(1)情報・IT分野(2)バイオテクノロジー(3)環境・エネルギー(4)ナノテクノロジーの4分野に重点を置き、テーマごとに予算計上した。
 
 バイオテクノロジー分野では、新規分として「ポストゲノム分野」に75億円のほか「バイオとITの融合」に40億円、「ナノバイオテクノロジー」の45億円と合わせて160億円を要求する。
 
 またナノテクノロジー分野では、新規分として「超微細レベルで制御した高機能材料」研究に33億円、「超微細加工技術のバイオ分野への応用」に45億円を要求するほか、継続事業で「半導体微細加工、半導体材料」開発予算を前年度の45.6億円から136.9億円へ大幅増額し要求する。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=131