2002年08月29日 |
カーボンブラック協、需要見通しを上方修正 |
当初予想の前年比1.7%減から同1.6%増に改める |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:カーボンブラック協会 |
カーボンブラック協会は29日、カーボンブラックの今年(2002年)の需要見通し(輸入品を含む)を見直した結果を発表した。それによると、年初に予想していた対前年比1.7%減の78万8,830tを同1.6%増の81万5,640tに上方修正している。マイナス成長予想を、一転してわずかながらもプラス成長に改めたわけ。 これは、1〜7月の実績が予想以上に好調であったことと、大手需要業界団体の日本自動車タイヤ協会が最近になって今年のタイヤの需要見通しを上方修正した点を睨んでのもの。同協会の年初のタイヤ生産予想量は、前年比1.2%減の110万6,010tであったが、ここにきてそれを同2.6%増の114万8,550tに上方修正している。カーボンブラック協会もこれを睨んで当初の予想を見直したもの。 修正した2002年の需要見通しの分野別の数値は以下の通り。かっこ内は前年比。 ▽タイヤ =589,200t(101.4%)。 ▽一般ゴム =160,840t(102.8%)。 ▽ゴム用計 =750,040t(101.7%)。 ▽非ゴム = 42,100t( 94.7%)。 ▽内需計 =792,140t(101.3%)。 ▽輸出 = 23,500t(112.6%)。 {うちゴム用= 9,500t(112.0%)}。 ▽総需要 =815,640t(101.6%)。 {うちゴム用=759,540t(101.8%)}。 うち、輸入見通し ▽ゴム用 = 86,500t(124.1%)。 ▽非ゴム用 = 8,800t( 95.4%)。 ▽合計 = 95,300t(120.8%)。 |