2002年08月30日
化学品の7月の輸出、多くの製品が前年同月超え
樹脂や合繊原料はほとんどが増加
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:財務省

 財務省が29日に集計した7月の輸出通関統計によると、化学製品の多くが前年同月の実績を上回った。
 
 なかでも合成樹脂と合成繊維原料は、ほとんどの製品が前年同月超えとなった。中国をはじめとしたアジア諸国の需要の好調と価格の改善が大きな要因と見られる。
 また、エチレンもめずらしく5割強の伸びとなった。これには、春に集中したエチレンセンターの定修が終了して相次いで大型プラントが稼動を再開したことが強く作用していると見てよさそう。
 
 主要化学製品の7月の輸出通関数量は以下の通り。かっこ内は前年比。右は累計。
▽エチレン    = 24,314t(156.8%)。128,694t( 87.7%)。
▽プロピレン   = 22,079t( 79.5%)。211,534t( 96.7%)。
▽シクロヘキサン = 13,094t(235.9%)。 69,999t(151.9%)。
▽ベンゼン    = 12,300t( 95.7%)。159,060t( 95.1%)。
▽パラキシレン  =143,108t(125.25%)。927,517t( 89.4%t)。
▽スチレンモノマー= 94,414t(115.9%)。651,205t(105.5%)。
▽オクタノール  = 11,022t(183.1%)。 43,159t(201.2%)。
▽EG       =  6,093t(134.7%)。 69,254t(130.8%)。
▽MEK       =  3,572t( 31.0%)。 61,062t( 95.5%)。
▽酢酸      =  2,989t( 27.0%)。 38,356t( 49.6%)。
▽酢酸エチル   =  4,645t(124.5%)。 26,481t(105.3%)。
▽酢酸ビニル   =  4,878t( 86.8%)。 53,036t( 99.4%)。
▽メタクリル酸エステル=12,270t(190.9%)。 90,043t(127.2%)。
▽無水フタル酸  =  5,357t(161.6%)。 38,919t(125.1%)。
▽テレフタル酸  = 63,579t(151.45%)。433,493t(154.6%)。
▽アクリロニトリル= 15,462t(115.1%)。 98,936t(159.9%)。
▽カプロラクタム = 17,848t( 85.8%)。114,086t( 81.8%)。
▽LDPE      = 22,391t(109.8%)。160,280t(121.6%)。
▽HDPE      = 22,533t(126.6%)。147,204t(116.5%)。
▽PP-H      = 17,025t( 87.0%)。148,675t( 85.6%)。
▽PP-C      =  8,040トン( 96.5%)。 59,720t( 92.8%)。
▽PS       = 16,006t(100.9%)。137,025t(108.3%)。
▽ABS       = 21,117t(124.8%)。136,665t(122.2%)。
▽PVC-H      = 73,149t(136.1%)。467,527t(118.4%)。
▽ポリメタクリル酸メチル=5,586t(122.4%)。38,911t(110.9%)。
▽ポリアセタール =  8,132t(164.7%)。 39,764t(122.9%)。
▽ポリカーボネート= 19,945t(140.5%)。135,600t(124.2%)。
▽PET       =  6,202t( 99.7%)。 37,930t(100.0%)。
▽ポリアミド   =  8,069t(136.5%)。 56,530t(119.1%)。