2002年09月03日 |
エチレン換算輸出入バランス、7月は15万6,200tの出超 |
輸出は前年の17.5%増、輸入は6.2%減に |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経済産業省製造産業局が3日に明らかにしたところによると、エチレンとエチレン系誘導品の7月の輸出入バランスは、エチレン換算で輸出が輸入を15万6,200t上回った。総輸出量が16品目合計で18万4,800t、総輸入数量が13品目トータルで2万8,600tとなったことによる。 これらを前年同月の実績に比較すると、輸出は17.5%増、輸入は6.2%減となる。差し引きの出超量は23.3%増で、依然として出超量が前年同月を大幅に上回る状態が続いている。 主要製品の輸出では、PVCの36.1%増(エチレン換算輸出量は3万6,575t)、エチレンの56.8%増(同2万4,314t)、HDPEの27.4%増(同2万3,435t)、SMの15.9%増(同2万7,380t)、EVAの39.6%増(同6,163t)--などの伸びの高さが目を引く。一方の輸入では、LDPEが30.9%増(同1万3,944t)、HDPEが46.6%増(同2,782t)となった反面、EDCが9.0%減(同7,689t)、酢酸エチルが12.2%減(同1,772t)と縮小したのをはじめ、多くの製品が前年同月を下回った。 同月のエチレン生産量に対する輸出比率は28.6%。内需量に対する輸入比率は5.8%となる。 これに伴う1〜7月の累計は、輸出が128万900t、輸入が22万7,100tで、差し引き105万3,800tの出超となっている。前年同期との対比は、輸出が13.6%増、輸入が9.1%減、出超が20.1%増となる。 |