2002年01月22日
経済産業省、「バイオマス」エネルギー実用化へ施行令改正、25日公布
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省、資源エネルギー庁

 経済産業省・資源エネルギー庁は22日、新エネルギーとして「バイオマス」や「雪氷」のエネルギーを利用していくため、「新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法施行令」の一部を改正すると発表した。25日付で公布、施行する。

 主な改正点は(1)「動植物に由来する有機物であって、エネルギー源として利用することができるもの」を原材料とする燃料製造(政令第1条)、バイオマスまたはバイオマスを原材料とする燃料の熱利用及び発電利用を規定した。(2)雪または氷を熱源とする熱を冷蔵、冷房その他の用途に利用することを規定した(同第1条7号)など。
 
 同庁新エネルギー対策課によると、わが国では2010年を目標にバイオマス利用による発電33万キロワット、熱利用67万キロリットルの実用化を目指しており、今後研究開発、利用促進を急ぐ方針である。