2002年09月06日
8月のエチレン生産量はほぼ前年並みの62万5,600t
平均稼働率は97.9%、生産累計は471万tに
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:東燃化学、経済産業省

 経済産業省製造産業局が6日明らかにしたところによると、8月のエチレン生産量はセンター11社合計で62万5,600tとなった。前年同月の生産量は62万1,000tであったので、それとの対比はほぼ横並び(0.8%増)ということになる。前月比は3.3%減である。
 
 8月中に定修のため運休したエチレンプラントは、東燃化学・川崎工場の年産47万8,000t装置(定修スキップ年の能力は51万5,000t)だけであった。前年同月の定修・運休プラントより1基少なかったが、前年同月中に運休した2基の休止期間はともに短かったので運休による今年8月の減産量は逆に昨年を若干上回ったと見られる。
 
 一方、操業プラントの平均稼働率は97.9%であった。前年同月に比較すると3.4ポイント高い。前月に対しても0.3ポイントのアップとなる。
 
 この結果、今年1月から8月までの累計は470万6,700tとなった。前年同期の実績を3.5%下回る規模である。