2002年09月11日
トクヤマ、廃棄物リサイクル事業拡大強化
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:トクヤマ

 トクヤマは11日、10月から徳山製造所内のセメント工場で「廃プラスチック燃料化プラント」の第3期工事に着手すると発表した。6月に着工した「高含水汚泥処理設備」の増設とともに、廃棄物リサイクル事業をさらに拡大強化する。
 
 同社はセメント工場と化学工場の両方をもっている特徴を生かし、廃プラ、廃タイヤ、ごみ焼却灰などの廃棄物を社外からも受け入れ、セメントの原燃料に利用してきた。セメント工場の場合は、は大規模処理が可能な上、比較的経済性が高い利点がある。
 
 廃プラ燃料化プラントは1999年に稼動を開始。年間処理能力は1.5万トンだったが、受け入れ要請が相次ぐなど“人気”が高く、2001年には3万トン増設して4.5万トンに拡大した。今回さらに第3期計画として4万トン増設することにしたもので、稼動予定は03年7月。廃プラ燃料化プラントは合わせて8.5万トンとなる。
 
 また、セメントの代替原料として再利用する高含水汚泥の受け入れも拡大強化する。第2期工事が完了する03年3月には、年間処理能力は現在の3万トンから8,5万トンへと大幅に増える。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=172