2002年09月26日
TEC、三井化学向けに初のプロピレン増産プラント受注
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:東洋エンジニアリング、三井化学

東洋エンジニアリング(TEC)は26日、米ルーマスの「OCT(Olefines Conversion Technology)プロセス」を適用した、日本初のプロピレン増設プラントを三井化学から受注したと発表した。

 
 三井化学が「プロピレン生産体制強化」を目指して、大阪工場のプロピレン生産能力を年産28万トンから42万トンに増産するために建設するプラントを受注した。設備建設を含めた総投資額は約40億円。 TECはメインコントラクターとして、LGI社の技術をベースにしたOCTプラントの建設を請け負う。プラント完成は2004年8月の予定。

 LGI社の「OCTプロセス」は、触媒を使ってブテン類とエチレンからプロピレンを生産する技術で「設備投資の経済性」や世界唯一の「商業プラント実績」、さらにTECとLGI社との40年にわたる技術提携(国内では独占的な提携)に基づく「信頼性」などがプロセス選定の上から評価され、今回の受注につながったとしている。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=216