2002年09月26日
自治体のプラ容器包装の収集見込み量、19年度は昨年度の4.7倍に
来年度の収集量は48万7,000t、19年度は91万7,000t
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:環境省

 環境省が25日に明らかにした容器包装リサイクル法指定品目の中期分別収集見通しによると、向こう5年間ではプラスチック製容器包装(白色トレイを含む)の収集量の伸びが最も高く、平成19年度における同容器包装の総収集量は13年度の実績の4.66倍の規模に達する見込みとなっている。
 
 現在、容器包装リサイクル法の対象に指定され全国の市町村によって分別収集されている容器包装は、ガラス製容器、紙製容器包装、ペットボトル、プラスチック製容器包装、スチール缶、アルミ缶、段ボール、紙パック--の計8品目。
 このうちのプラスチック製容器包装の分別収集は平成12年度にスタート、12年度は10万1,000t(うち白色トレイは3,000t)が、そして13年度は19万7,000t(同3,000t)が収集された。続く今年度は48万7,000t(同1万5,000t)となる見通しにある。そして今回、全国の自治体のうちの2,662市町村がまとめた中期分別収集見通しにおける19年度の見込み量は91万7,000t(同1万8,000t)となっている。13年度の実績に対比すると、実に4.66倍ということになる。今年度の予想に対しても1.88倍となる。
 
 また、PETボトルの分別収集量も引き続き順調に拡大していく見通しにある。19年度の見込み量は27万3,000tで、13年度の実績の1.69倍となる。プラスチック製容器包装と同様に、自治体のほぼ全てが分別収集に一段と力を入れていく構えにあることが大きい。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/02926007.tif