2002年09月30日 |
主要石化製品の8月の輸入、多くが前年同月を上回る |
累計は引き続き多数が前年同期割れ |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:財務省 |
財務省の8月の輸入通関速報によると、主要石油化学製品の8月の輸入通関数量は多くが前年同月を上回った。テレフタル酸の4.26倍やEDCの2.34倍をはじめ、LDPE、プロピレン、EG--等々、前年同月を大幅に上回っているものが多数を占めている。 製品の中では、樹脂の多くが前年同月超えとなっている点が注目される。ただし、PSとPVCは大幅減となっている。化成品では、メタノール、ベンゼン、AN--などが前年同月比2けた減となっているのが目を引く。 一方、これに伴う1〜8月の累計は、引き続き多くの製品が前年同期を下回っている。汎用樹脂はPS以外が全て大幅な縮小となっており、化成品ではベンゼン、メタノール、EDC--といった量産製品の減少が目立つ。 主要石油化学化学製品の8月の輸入通関実績と累計は以下の通り。かっこ内は前年比。 ▽プロピレン = 1,527t(前年同月ゼロ)。11,852t(371.5%)。 ▽ベンゼン = 14,902t( 80.8%)。 89,593t( 75.1%)。 ▽スチレン = 1,494t( 59.9%)。 24,828t(265.8%)。 ▽EDC = 20,418t(234.2%)。 215,105t( 93.0%)。 ▽メタノール =166,942t( 85.5%)。1,252,354t( 91.5%)。 ▽EG = 3,063t(前年同月2t)。 29,202t(115.2%)。 ▽アセトン = 2,542t( 87.5%)。 19,223t( 81.0%)。 ▽酢酸 = 1,002t( 15.7%)。 36,051t(294.9%)。 ▽酢酸エチル = 1,589t(前年同月0.4t)。 12,472t(125.3%)。 ▽アクリル酸エステル= 3,331t(277.1%)。 26,374t( 95.8%)。 ▽テレフタル酸 = 4,260t(514.5%)。 9,347t(133.8%)。 ▽DMT = 6,191t( 93.4%)。 37,548t( 78.0%)。 ▽AN = 6,441t( 83.3%)。 55,545t(105.0%)。 ▽LDPE = 12,780t(130.0%)。 92,270t( 87.9%)。 ▽HDPE = 3,220t(168.4%)。 21,177t( 66.5%)。 ▽PP-H = 3,518t(132.4%)。 20,743t( 53.4%)。 ▽PP-C = 8,931t(105.8%)。 82,145t( 85.9%)。 ▽PS = 341t( 52.7%)。 6,737t(115.6%)。 ▽ABS = 2,001t(182.5%)。 11,405t(115.1%)。 ▽PVC-H = 263t( 17.9%)。 9,397t( 62.7%)。 ▽PVC-C = 329t( 47.2%)。 3,195t( 68.6%)。 ▽ポリアセタール = 1,950t(150.1%)。 12,477t(107.8%)。 ▽ポリカーボネート = 6,318t(135.4%)。 39,259t( 86.5%)。 ▽PET樹脂 = 28,226t(105.1%)。207,426t(124.1%)。 ▽ポリアミド = 4,906t(130.0%)。 39,083t(128.0%)。 |