2002年01月18日
PVCの昨年の総出荷数量は219万6,330トン
硬質用の不振も影響して前年の90.6%に縮小
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会

 塩ビ工業・環境協会が18日に明らかにしたところによると、塩ビ樹脂(PVC)の昨年12月の出荷数量は、国内向け118万8,714トン(前年同月比11.8%減)、輸出6万3,393トン(同6.5%増)の合計18万2,107トン(同7.1%減)となった。国内向けのメ-ンの硬質用は6万4,244トン(同11.8%減)、また軟質用は3万3,781トン(同11.3%減)、電線その他は2万689トン(同19.2%減)となっている。
 一方の生産は18万6,664トン(同7.3%減)と出荷同様に前年同月をかなり下回った。この結果、月末在庫は10万722トン(同1.1%減)とほぼ前年並みにとどまった。
 
 これに伴い、同樹脂の昨年1年の総出荷量は219万6,330トンとなった。前年の実績を9.4%下回っている。出荷のうちの国内向けは152万1,554トンで9.4%減、輸出は67万4,776トンで9.6%減となっている。
 国内向けの減少には、主力の硬質向けが11%減の80万9,108トンと予想以上に不振であったことが大きく影響している。軟質用は8.6%減の42万8,817トン、電線その他は5.5%減の28万3,629トンとなっている。輸出の落ち込みも小さくないが、下期に入ってからの9月、10月、12月がいずれも前年を上回っている点が注目される。
 一方の年間総生産量は219万5,220トンで8.5%減となっている。



http://www.c-nt.co.jp/data/pvc/2001pvc.html"">
2001年/年度塩ビ樹脂生産出荷実績

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