2002年10月03日 |
日揮、中国で大型石油化学プラント受注 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:BASF、日揮 |
日揮はドイツ・BASF社と中国・SINOPEC社(中国石油化学集団公司)が中国江蘇省南京市で計画しているエチレンオキサイド/エチレングリコール製造プラントを受注したと2日発表した。 契約先はBASF社とSINOPEC社の傘下であるSINOPEC揚子石油化工公司との対等合弁会社「BASFーYPC社」で、同国江蘇省南京市に年産315,000トンのエチレンオキサイド/エチレングリコール製造プラント一式を建設する。引渡しは2004年11月。受注額は明らかにしていない。契約方式はランプサムターンキー契約で、日揮はプラントの詳細設計から機材調達、建設工事、試運転助勢役務などすべてを担当する。 「BASF−YPC社」は、総投資額29億ドルに上る世界規模の石油化学コンプレックスの建設、オペレーションを目的として2000年12月に設立。2005年の運転開始を予定しており、中国国内向けに年間170万トンの化学製品、ポリマー製品を供給する。 今回日揮が受注したエチレンオキサイド/エチレングリコール製造プラントは、エチレン60万トンプラントを中核とする同石油化学計画の一角を担う。エチレンを酸化、蒸留精製してエチレンオキサイドを製造し、さらに濃縮蒸留精製してエチレングリコールを製造する。製造プロセスにはBASF社の改良プロセスを用いる。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=242 |