2002年10月03日 |
エチレン系製品の輸出入バランス、8月も大幅出超 |
累計の出超数量は前年の18%増の122万tに |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経済産業省製造産業局が3日明らかにしたところによると、エチレンとエチレン系誘導の合計の8月の輸出入バランスは引き続き大幅な輸出超過となった。 エチレン換算(以下同)の総輸出数量は19万2,000t、総輸入数量は2万6,600tで、差し引き16万5,400tの出超となっている。エチレン生産量に対する輸出比率は30.7%、内需量に対する輸入比率は5.8%である。 これらを前年同月に比較すると、輸出は5.5%増、輸入は9.7%増、出超量は4.8%増、輸出比率は1.4ポイントアップ、輸入比率は0.3ポイントアップ--ということになる。 主要製品の輸出の中では、VCMの対前年同月比22.5%増(エチレン換算3万1,300t)、エチレンの同22.1%増(2万9,700t)、EVAの同32.3%増(エチレン換算6,400t)、酢酸エチルの同25.2%増(同4,400t)--などが目を引く。 一方の輸入の中では、LDPEの対前年同月比30.0%増(どう12,800t)、EDCの同36.5%増(同5,900t)、HDPEの同68.4%増(同3,300t)--などが目立つ。 こうした結果、今年1月からの累計は、輸出が147万2,900t、輸入が25万3,700tとなった。差し引き121万9,200tの輸出超過である。対前年同期比は、輸出が12.55増、輸入が7.4%減、出超量が17.8%増--となる。 |