2002年10月03日
永山中外製薬社長「ロシュの最重要メンバーとして発展に努力」
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:中外製薬

 1日付でロシュグループ入りした中外製薬の永山治社長は、3日開いた会社説明会で「新生・中外」としての新たな戦略や目標を明らかにした。この中で「ロシュグループの最重要メンバーとして、国内外に革新的な新薬を提供していきたい」と強調、日本のトップ創薬企業を目指す方針であることを明らかにした。
 
 2005年の目標として(1)純売上高3150億円(国内医療用医薬品シェア5%)、営業利益率20%(2)コア領域(がん、骨/関節、腎など)におけるリーディングポジション確立(3)ロシュとの提携関係を軸とした開発パイプラインの強化、MRAの欧米展開、などををあげた。
 
 とくに新薬の開発には強い意欲を見せ「現在開発中のテーマは22あるが、常に20テーマ以上もっているようにしたい。開発の効率と業界最高のスピードを実現したい。グローバルに事業展開しているロシュの資源がいかせるのは強みだ」と語った。