2002年10月04日 |
中国の8月の樹脂輸入、日本品はPPとPVCが前年割れ |
ポリオレフィンではシンガポール品の急増が目立つ |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
中国による汎用6樹脂の8月の輸入通関実績のうち、日本品はLDPE、HDPE、PS、ABS--の4樹脂が前年同月を上回ったものの、PPとPVCは前年を割り込んだ。 他の輸出国の中では、シンガポールのポリオレフィンが軒並み大幅な伸びを遂げている点が目を引く。LDPEでは34.3%増(4万5,346t)、HDPEでは82.6%増(1万4,095t)PPでは81.7%増(3万3,079t)を記録している。 また、インドのHDPE(41.1%増の2万2,504トン)とPP(2.35倍の1万6,772t)の大幅増も注目される。スチレン系では依然として台湾と韓国が大きなシァを維持しているが、両国ともPSでは前年の実績を大きく割り込んでいる。代わって日本品が高い伸びを遂げている。 日本品の各樹脂の8月の実績は以下の通り。 ▽LDPE=1万3,807t(122.6%)。ランク第5位。 ▽HDPE=1万2,697t(125.2%)。ランク第7位。 ▽PP=1万2,404t(96.0%)。ランク第6位。 ▽PS=1万2,478t(130.5%)。ランク第5位。 ▽ABS=1万3,356t(120.1%)。ランク第3位。 ▽PVC=4万3,608t(96.2%)。ランク第1位。 |