2002年10月07日
9月のエチレン生産量、前年同月比5.2%減の57万4,000t
1〜9月の累計は前年同期を3.7%減下回る
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:東燃化学、経済産業省

 経済産業省製造産業局が9日に明らかにしたところによると、9月のエチレン生産数量はエチレンセンター11社合計で57万4,000tとなった。前月の実績を8.3%、前年同月の実績を5.2%それぞれ下回っている。操業プラントの平均稼働率は97.8%となっている。前月より0.1ポイント低い。しかし前年同月に比べると3.4ポイント高い。
 
 前月を8.3%下回ったのは、全体の操業日数が前月より1日少なかったのと、定修実施プラントが1基増えて2基となったため。一方、前年同月より5.2%少なかったのは、前年同月にゼロであった定修・運休プラントが2基を数えたことによるところが大きい。
 9月の定修実施プラントは、東燃化学・川崎の年産47万8,000t能力装置(定修スッキップ年は51万5,000t。運休期間=8月下旬〜9月下旬)と、出光石油化学・徳山の同48万t設備(同52万8,000t。同9月中旬〜10月下旬)であった。
 
 この結果、7〜9月期の生産量は184万7,000tとなった。前年同期を3.3%上回っている。ただし、1〜9月の累計は527万9,400tで、前年同期を3.7%下回っている。