2002年10月07日
三菱化学、セパレートガス事業移管
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:大陽東洋酸素、三菱化学

 大陽東洋酸素と三菱化学の両社は7日、三菱化学グループの工業ガス事業基盤強化のため、三菱化学が黒崎、四日市、水島各事業所で空気分離設備によって製造しているガス酸素・窒素、液体酸素・窒素・アルゴン(以下セパレートガス)の製造、販売事業を、両社が共同出資している「鹿島酸素」に移管すると発表した。
 
 これにより三菱化学はセパレートガス事業の合理化、効率化を図る。大陽東洋酸素は、製造拠点の強化およびコンビナート地区へのパイプラインによる供給事業をもつことで一層の事業拡大を目指す。
 
 主な合意内容は次の通り。
(1)三菱化学は03年3月31日付で、セパレートガス事業を鹿島酸素(三菱化学60%、大陽東洋酸素40%)に事業譲渡する。
(2)鹿島酸素は03年4月1日付で社名を「株式会社ティーエムエアー」に変更し、本社を大陽東洋酸素本社(大阪市西区)に移転。その後増資し大陽東洋酸素の持ち株比率を約2/3に引き上げる。
(3)三菱化学のセパレートガスの仕入販売事業は、03年3月31日付で直接大陽東洋酸素に譲渡する。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=252