2002年10月07日 |
環境省、内分泌撹乱化学物質のリスク評価に8物質を追加 |
加えて16物質も文献とその信頼性評価を実施へ |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:環境省 |
環境省は7日、「内分泌撹乱化学物質問題検討会」の平成14年度第2回会合を開き、今年度中に合計8種類の化学物質を対象に内分泌撹乱に関するリスク評価を実施したい旨を説明し、同意を得た。 現在同省は、平成12年度から、内分泌撹乱物質問題に対する同省の基本戦略「SPEED’98」に記載されている合計65の化学物質のうち優先的に合計20物質を選んで有害性評価の作業を進めているとろころ。今回は、それに合計8種類の化学物質を追加することにしたもの。 そのほぼ全てが殺虫剤であり、しかもいずれもわが国で未登録もしくは何らかの規制を受けいるもので占められている点が既存の20物質と異なるところ。 なお同省では、これら以外に合計16の物質を選択し、今年度から文献調査とその信頼性評価にも乗り出す計画。 新たにリスク評価に追加されるのは以下の8物質。かっこ内は主な規制の内容。 ▽ヘキサクロロベンゼン =殺菌剤、有機合成原料。(わが国では未登録)。 ▽ヘキサクロロシクロヘキサン=殺虫剤。(71年失効・販売禁止)。 ▽クロルデン =殺虫剤。(68年失効。毒劇法)。 ▽オキシクロルデン =クロルデンの代替物。 ▽trans-ノナクロル =殺虫剤。(わが国では未登録)。 ▽DDT =殺虫剤。(71年失効・販売禁止)。 ▽DDE =殺虫剤。DDTの代謝物。(わが国では未登録)。 ▽DDD =殺虫剤。DDTの代謝物。(わが国では未登録)。 |