2002年10月11日 |
SMPO社のメタロセンPE、順調に市場が拡大 |
中国やアセアン地域でも優れた強度と加工性に人気 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
三井住友ポリオレフィン(SMPO)の気相法メタロセン触媒ポリエチレン(商品名・エボリュー)の需要が国の内外でともに順調に拡大してきた。 国内でも、また中国やアセアン諸国でも、同樹脂特有の優れた強度や低温シール性(加工性)などがシーラント分野を中心とした市場で人気を呼び、独自の基盤が大きく広がってきているという。 昨年の販売数量はおおむね12万tであったが、今年は16万tていどに増える見通しにある。うち輸出が6〜7万tとなる公算が強い。「エボリュー」は、メタロセン触媒を使用してハイアーオレフィンコモマーによる高付加価値品種を気相法で重合し、しかも加工性を高めるため2断重合している点が他のメタロセンPEと大きく異なるところ。 現有設備の能力は年20万t。04年にはフル稼働に持っていきたいとしている。 |