2002年10月21日
フラットヤーンの輸入が依然として活発
7月は前年の13.8%で輸入比率は60%超え
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 日本フラットヤーン工業組合の集計によると、PP製ならびにHDPE製のフラットヤーン製品の7月の総輸入数量は、付属の金具や皮革を除いた樹脂だけの正味重量ベースで6,719tとなった。前年同月の実績を13.8%上回っている。7月の国産品の出荷数量は4,322tであったので、総出荷量に占める輸入品の比率は60.8%ということになる。国内メーカーに対する輸入圧力は一段と強まったといえる。
 
 7月の輸入実績の品種の内訳は、クロスシートが1,200tで前年同月比123.1%、フレキシブルコンテナーが3,086tで同110.5%、土嚢が844tで同117.4%、その他の袋が1589tで同112.3%--となっている。
 
 これに伴う今年1月から7月までの累計は、4万3,758tとなっている。前年同期に比べると0.5%増ということになる。輸入比率は57.7%で、プラスチック製品の中では圧倒的な高さである。
 
 品種別の累計は、クロスシートが7,664tで前年同期比89.0%、フレキシブルコンテナーが2万1,165tで同107.0%、土嚢が5,179tで同00.2%、その他の袋が9,750tで同103.4%--となっている。