2002年10月21日 |
ポリオレフィンの中国の輸入価格に若干の変化 |
PPは小幅上昇、PEはいずれも逆に軟化 |
【カテゴリー】:市況 【関連企業・団体】:なし |
大手商社によると、わが国のポリオレフィンの中国向け輸出価格が国慶節明けから変化を見せはじめた。 PPのホモポリマーとコポリマーは、ともに9月渡し分を上回る水準となっている。しかしポリエチレンは、HP-LDPEもL-LDPEもHDPEも小幅ながら9月を下回る傾向にある。 先週半ばの各樹脂のトン当たりのCFR価格は、輸出国によって多少のばらつきがあるが、PPのホモポリマーが610〜620ドルで20ドル高、同コポリマーが660〜680ドルで同じく20ドル高、HP-LDPEが600〜630ドルで20ドル安、L-LDPEが530〜540ドルで10〜20ドル安、HDPEが550〜560ドルで10ドル安--となっている。ポリエチレンが全体に軟調なのは、韓国、カタール、シンガポールといった国の一部のメーカーが安値オファーを出したせいと見られている。 大手商社の多くは、国慶節後の中国の引き合いはさほど活発でないという。したがって今週から始まる11月分の商談は、サプライヤー側に取って厳しいものとなりそう。 |