2002年01月16日 |
POインフレフィルムの出荷、11月は前年の93.1%に |
主力のLDの一般フィルムが92.5%と特に不振 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:日本ポリオレフィン、日本ポリオレフィンフィルム工業組合 |
日本ポリオレフィンフィルム工業組合が16日に明らかにしたところによると、同組合加盟のポリオレフィンフィルムメーカーによるインフレーションフィルムの昨年11月の出荷数量は6万9,131トンとなった。前年同月の実績比は93.1%である。昨年1~11月の間で唯一前年同月を上回った5月(0.04%増)を境にして6ヵ月連続の前年同月割れである。 11月の品種別の実績の中では、メーンのLDPEの一般包装用が同92.5%に縮小している点が目を引く。輸入品の増加と一般景気の後退に伴う需要の絶対量の縮小が要因と見られる。一方、かねてから輸入品による市場の侵食が著しいHDPEの強化極薄用は同96.4%に踏みとどまっている。IPPは同85.2%と引き続き低迷している。 この結果、インフレーションフィルム全体の1~11月の累計は72万5,624トンとなった。前年同期比は95.6%である。2年連続のマイナス成長となるのが確実である。主力のLDPE一般包装用は同96.25、また輸入圧力の大きいHDPEの強化極薄用は95.6%となっている。 11月と1~11月計の品種別の実績は以下の通り。かっこ内は前年比。 [2001年11月] ▽LDPE一般包装用 = 42,658トン( 92.5%) ▽ 農業用 = 4,240トン(106.8%) ▽LDPE計 = 46,898トン( 93.6%) ▽うちL-LDPE製品= 20,219トン( 97.4%) ▽HDPE一般用 = 5,913トン( 86.1%) ▽ 強化極薄用 = 13,629トン( 96.4%) ▽HDPE計 = 19,542トン( 93.0%) ▽IPP = 2,691トン( 85.2%) 合計 = 69,131トン( 93.1%) [1~11月計] ▽LDPE一般包装用 =446,348トン( 96.2%) ▽ 農業用 = 41,815トン(101.3%) ▽LDPE計 =488,163トン( 96.6%) ▽うちL-LDPE製品=204,249トン( 98.0%) ▽HDPE一般用 = 63,789トン( 91.6%) ▽ 強化極薄用 =144,563トン( 95.6%) ▽HDPE計 =208,352トン( 94.3%) ▽IPP = 29,109トン( 89.4%) 合計 =725,624トン( 95.6%) http://www.c-nt.co.jp/data/po/2001film.html""> 2001年ポリオレフィンフィルム出荷実績 ※iモードではご覧になることが出来ません。 |