2002年10月25日
三菱ガス化学、東新潟ガス田で新層探掘に成功
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱ガス化学

 三菱ガス化学(MGC)は25日、東新潟ガス田(新潟県新潟市)で、未探掘の1,150メートル層から天然ガスの産出を確認したと発表した。昨年のMG-38号井による1,200メートル層に次ぐ発見となる。

 今回発見した探掘井は「MG-39号井」(掘削深度2,044メートル)で、MG-38号井のさらに北方域を探掘した。10月22日から24日にかけて産出テストを実施し、一日あたり最大6万立方メートルの天然ガス産出を確認した。

 MGCは、日本初の天然ガスによるメタノール合成(1952年)、アンモニア合成(1957年)に成功して以来、天然ガスを原料としてメタノールやアンモニアをはじめとする基礎化学品や、これを原料とするホルマリン、メチルアミン、DMF、DME、MMA、尿素など数々の誘導品を事業化してきた。

 同社は東新潟ガス田から生産された天然ガスは、現在、新潟工場(新潟県新潟市)で各種化学品の生産に必要な原料および燃料として使用している。同工場の天然ガス使用量は、一日あたり70万 ~ 80万立法メートル。今回発見した天然ガスは、同工場で使用する原・燃料の一部となる。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=318