2002年10月25日 |
「内分泌活性物質国際シンポ」、11月17〜21日に横浜で開催 |
合計10ヵ国から多数の研究者が参加、ワークショップも併催 |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:経済産業省 |
SCOPE(国際学術連合評議会環境問題科学委員会)とIUPAC(国際純正応用化学連合)は、11月17〜21日にパシフィコ横浜で「内分泌活性物質国際シンポジウム」を開催する。経済産業省と(財)化学物質評価研究機構が共催する。 同シンポジウムには、日本、米国、英国、ドイツ、フランス、オランダ、デンマーク、スイス、イスラエル、ニュージ−ランド--の計10ヵ国の研究者およそ60人が出席し、内分泌活性物質の環境に対する影響の現状と将来の課題について意見を述べる。同時にポスター討論セッションも行なわれる。 また、同シンポジンムではおよそ30人の研究者によるワークショップも同時に開催される。 SCOPEとIUPACでは、同シンポジウムとワークショップの論議を踏まえて、内分泌活性物質の環境影響に関するSCOPE/IUPACとしての結論と関係筋への提言を取りまとめて最終日に発表する予定。 同シンポジウムの概要は以下の通り。 [口頭発表とポスター討論セッション] ▽領域1=核内レセプター作用の分子的機構;内分泌活性物質の作用理解の基礎 ▽領域2=内分泌活性物質の環境における挙動と代謝 ▽領域3=内分泌活性物質の実験動物、ヒトに対する作用、およびヒトのリスクアセスメントへの利用 ▽領域4=野生生物種における内分泌活性物質の影響 [ワークショップ] ▽内分泌かく乱物質の有害性のプレスクリーニング法としてのQSAR(定量的構造活性相関)の有用性 ▽同物質の研究の合理的アプローチとしてのトキシコゲノミックス ▽同物質に関するモニタリングプログラムの確立の必要性 ▽同物質に対する現在の確定試験の簡便・迅速化 ▽同物質問題における「慎重さの原則/対応策」と証拠の重みづけ ▽国内および国際組織における内分泌かく乱物質のリスクマネジメントの選択肢。 |