2002年10月28日

三菱化学、オフセット印刷版事業を営業権譲渡

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：三菱化学、三菱化学メディア

三菱化学は28日、コダック ポリクローム グラフィックス (KPG=東京都中央区、島田 喜代男社長)との間で、三菱化学と三菱化学メディア(MKM=東京都港区、小林喜光社長)が行ってきたオフセット印刷版事業を今年12月1日をめどにKPGへ譲渡することで基本合意したと発表した。 　三菱化学グループは、1979年にPS版事業を開始し、1987年には米国のウェスタンリソテック社の株式を取得した。以来、国内外で事業展開してきたが、今年4月にウェスタンリソテック社の株式をラストラアメリカ社へ譲渡。さらに経営資源集中のため、KPGに対してオフセット印刷版の日本での製造・販売権、関連技術、アジアにおける販売権を譲渡することにした。 　事業移管にあたっては、KPGは三菱化学グループのこれまでの事業運営の形をそのまま引き継ぐ。販売、技術サービスも三菱化学グループの要員がKPGに出向し、従来通りのチャンネルで継続する。また三菱化学は引き続き鹿島事業所でKPGからの受託により、PS版、CTP版の製造を行う。 　なお、MKMはオフセット印刷版の販売・技術サービスを移管することにより、今後は光ディスク関連事業に集中する。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=322