2002年01月15日
か性ソーダの不振続く、11月出荷は13%減32万トン台に
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本ソーダ工業会

 日本ソーダ工業会は15日、2001年11月のセさん、出荷実績をまとめたが、か性ソーダの生産量は前年同月比4万1,012トン(10.6%)減の34万4,973トンと、6ヶ月連続の前年割れとなった。
 
 か性ソーダの減産が続いているのは、併産品である塩素の需要が塩ビの低迷によって落ち込んでいること、か性ソーダの需要そのものも景気の低迷から減少傾向にあることが原因とみられる。
 
 一方、需要は国内販売が同5.3%減の22万3,616トン、自家消費同10.1%減の8万4,468トンで自家消費がとくに振るわず、国内需要計は6.6%減の30万8,084トンとなった。
 
 輸出は2万0,871トンで前年比57.1%減と半分以下の大幅減になったが、配船上の理由によるとみられる。このように自家消費と輸出の大幅減少から、出荷合計も32万8,955トンと前年を13.1%下回った。