2002年10月31日 |
ポリプラ、画期的なアタールコポリマー樹脂開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:ポリプラスチックス |
ポリプラスチックス社は31日、これまでのポリアセタール樹脂よりさらに機械的特性を向上させた、アセタールコポリマー樹脂「ジュラコンHP−Xシリーズ」を開発したため、11月1日から販売開始すると発表した。 独自の重合技術や結晶制御技術により、結晶化度を向上させ、従来困難とされていた、高い強度と剛性を実現させることに成功した。新しいタイプの「第2世代アセタールコポリマー樹脂」と位置づけている。 ポリアセタール樹脂は、強度、剛性に優れた単重合体の「アセタールホモポリマー」と、耐熱・耐薬品性、成形性に特徴のある共重合体の「アセタールコポリマー」に分けられるが、今回開発した「HP−Xシリーズ」は、コポリマーでありながら、ホモポリマーを上回る強度および剛性をもち、コポリマー本来の特性は変らないというのが特徴。熱的、化学的安定性も高く、物性のバランスが非常にとれているとしている。 用途としては、自動車のワイパーやドア回りの歯車、OA機器類では複写機やプリンター用の駆動ギアなど、精密機器分野に適しているという。富士工場で生産、05年度5,000トンの販売を目標にしている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/02A31005.tif |