2002年10月31日

アドバンスト・カラーテックに大日本印刷が資本参加

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：旭硝子、大日本印刷、三菱化学

大日本印刷（DNP）、旭硝子、三菱化学の3社は31日、旭硝子と三菱化学の折半出資会社で、液晶ディスプレイ用カラーフィルター業界第３位のアドバンスト・カラーテック(ACTI)の株式について、DNPが旭硝子、三菱化学の両社から40％ずつ取得することで合意したと発表した。 　 　今後さらに増大が期待される液晶ディスプレイ市場で、カラーフィルターの生産能力の拡大と技術力向上をめざすDNPの戦略と、旭硝子の大型基板ガラス、三菱化学のカラーレジストなどのカラーフィルター向け高機能材料事業に経営資源を集中し、第三者との資本提携によるACTI の一層の競争力強化を図る旭硝子、三菱化学の戦略が一致した。 　DNP は、今回の資本参加でACTI をグループ傘下におさめることになり、3.5 世代以上の大型カラーフィルターの製造能力で、業界最大手(14 インチ換算で月産約260 万枚)となる。旭硝子、三菱化学の素材技術、ACTI 独自の製造技術とのシナジー効果により、第５世代以降のカラーフィルター事業においても、技術的に優位な展開が可能となった。 　 　DNPグループは、液晶ディスプレイ用パネルの市場ニーズに対応するため、カラーフィルターの大型化と高機能化に向けて技術開発のスピードアップを図り、この事業でのリーディングカンパニーをめざすとしている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=342