2002年10月31日 |
呉羽化学と大日精化、熱膨張性マイクロスフェアー販売開始 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:クレハ |
呉羽化学と大日精化の両社は31日、かねて共同開発していた熱膨張性マイクロスフェアーとその加工品の製造販売を本格開始すると発表した。 熱膨張性マイクロスフェアーというのは、液化した低沸点炭化水素を熱可塑性樹脂の殻壁で内包したプラスチック微小球で、90℃ー180℃の加熱によって殻壁内部のガス圧が増し、マイクロスフェアーの体積が最大約70倍に膨張し、中空の球状粒子を形成する。このため衣料や壁紙などの立体プリント、紙、断熱材、クッション材など、幅広い用途が期待されている。 呉羽化学がマイクロスフェアーを製造し、大日精化はプラスチック、塗料、印刷インキなどへの応用開発を担当、市場開発は両社共同で行う。製品は大日精化が「ダイフォーム」の商品名で販売する。今年度1億円、05年度10億円の売上げを見込んでいる。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/02A3 |