2002年11月01日 |
呉羽化学、大洋塩ビへ塩ビ樹脂営業権譲渡発表 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:クレハ、大洋塩ビ |
呉羽化学工業は1日、大洋塩ビに塩ビ樹脂(PVC)事業の営業権を譲渡することで合意したと発表した。高収益体質への転換を目ざし、重点分野指向を図るという同社の「中期経営計画」に沿った取り組みとしている。 同社にとって塩ビ事業の歴史は古く、1956年以来ほぼ半世紀にわたっている。この間、技術面ではナフサ分解法によるモノマー製造プロセスや、原油直接分解法プロセスに挑戦するなど多くの話題を提供してきた。しかし国内需要の低迷が続く中、錦工場の生産規模(年産10万トン)や立地条件からみて、基幹事業としての役割りは終えたと判断した。 03年3月期の業績に与える影響は軽微で、損益面では約5億円の改善が見込まれるとしている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/02B0100B.tif |