2002年11月05日 |
プラ製容器包装の再商品化、9月も前年の66%増と順調 |
コークス炉化学原料化が大幅な伸び、全体の5割を越す |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:経済産業省 |
日本容器包装リサイクル協会の集計によると、容器包装リサイクル法に基づいて再商品化事業者が9月に地方自治体から引き取ってリサイクル(再商品化)したプラスチック製容器包装の総数量は1万4,604tとなった。前年同月の実績を66.1%上回っており、極めて順調な拡大振りといえる。うち白色トレイの再商品化数量は89tで20.3%増となっている。 この結果、今年4月から9月までの再商品化の累計は8万4,558tとなった。前年同期を69.8%上回っている。ただし、3年前に経済産業省が目標に設定した今年度の再商品化総数量は33万6,000tなので、それに対比すると、半年の折り返し地点のラップタイムとはいえギャップが目立つ。総再商品化数量のうち、447tは白色トレイであり、前年同期に対しては13.7%増となっている。 一方、再商品化の手法を見ると、9月単月でも4〜9月の累計でもコークス炉化学原料化が前年を大きく上回っている点が注目される。昨年度平均の構成比は43.0%で前年度の22.6%を大きく上回ったが、今年9月単月では50.6%に達し、他を大きく引き離している。4〜9月の累計も48.3%でだんとつの状態となっている。 これに続くのは高炉還元で、9月単月では24.7%、4〜9月累計では28.7%となっている。ちなみに前年度の平均は36.0%、前々年度は56.9%であった。材料リサイクルは大きく水をあけられており、9月では16.2%、累計では12.3%に過ぎない。 |