2002年11月05日
PETボトルの再商品化も引き続き前年を上回る
9月は25%弱上回る、4〜9月の累計も21%強の伸び
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:経済産業省

 日本容器包装リサイクル協会の集計によると、同協会関連の再商品化(リサイクル)事業者によるPETボトルの再商品化数量は9月も引き続き前年同月の実績を大きく上回った。9月の総数量は1万1,400tで、前年同月比は24.7%増となっている。
 
 また、これに伴う4月以降の累計は5万8,969tで、前年同期を21.4%上回っている。ただし、3年前に経済産業省がまとめた今年度の再商品化目標量は24万7,100tとなっている。それをクリアするのは事実上不可能との見方が一般的である。
 
 再商品化のうちほとんどが繊維化とシート化で占められている。最も構成比が高いのは繊維化で、9月の構成比は53.5%、4〜9月の累計でも53.%と引き続きトップを維持している。これに続くのはシートへのリサイクルで、9月の構成比は40.1%、累計でも39.9%とこれもかなりのウエートを占めている。
 過去3年の構成比を見ると、平成11年度は繊維が63.3%、シート化が29.0%、12年度は繊維化が55.9%、シート化が34.1%、13年度は繊維化が51.3%、シート化が39.5%--となっている。繊維化は上下動が目立つが、シート化は着実に構成比が上がっている点が注目される。