2002年11月05日 |
呉羽化学、高機能分野中心に「事業再構築」発表 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:クレハ |
呉羽化学工業は5日、プラスチック添加剤事業の米ローム・アンド・ハース社への譲渡に伴う今後の事業再構築計画を発表した。今後は、グローバルに通用するファイン・スペシャリティ分野に集中し、現在進行中の中期経営計画に沿って樹脂製品、高機能材、医・農薬分野を重点とした事業再構築をさらに推進していく。 バイハリヤー包装材では、コア事業の「クレハロン」(ポリ塩化ビニリデン)を中国で生産する計画を進めるほか、アクリル酸系コートフィルム「ベセーラ」のベースフィルムを従来のポリエステル・ナイロンからポリプロピレンに広げ、マーケット拡大を図る。 高機能材では、新たに静電気対策コンパウンドを開発、上市したのを機に電子材料包装材事業を拡大する。医・農薬事業では「クレメジン」(慢性腎不全用剤)の海外展開や、農業用殺菌剤事業の拡大、健康食品分野への参入を積極的に推進する。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=355 |