2002年11月06日 |
エチレン系製品の9月の輸出、1年ぶりに前年同月割れ |
出超量も4ヵ月ぶりに前年同月を下回る |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経済産業省製造産業局が6日に集計したところによると、エチレンならびにエチレン系製品の9月の総輸出数量はエチレン換算で16万6,800tとなり、昨年9月いらい1年ぶりに前年同月の実績を下回った。3.8%の縮小である。 一方の輸入は3万1,100tで、逆に2ヵ月連続で前年同月を上回った。この結果、差し引きは13万5,700tの出超となった。前年同月の出超量を5.2下回っている。出超量が前年同月の実績を下回るのは4ヵ月ぶり。 9月の輸出量が前年を下回った要因としては、LDPEが25.0%減の1万7,341tに終わったこと、エチレンが43.5%縮小して1万7,351tまで後退したこと、SMが20.1%減って1万9,431に縮小したこと--などが挙げられる。 反面、輸入の増加は、エチレンが184.3%増の4,623tに膨らんだのと、LDPEが38.2%増えて1万3,351tに達したことによるところが大きい。 こうした結果、今年1月から9月までの累計は、輸出が163万9,700t、輸入が28万4,800tとなった。差し引き135万4,900tの出超である。これらを前年同期に比較すると、輸出は10.6%増、輸入は6.0%減、出超量は14.9%増ということになる。 ●エチレン換算輸出入実績(四半期) http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.cgi?FILE=data/trade/b95hq ●2002年9月エチレン換算輸出入実績(品別) http://www.chem-t.com/link/data/trade/200209b.html |