2002年11月06日 |
サウジのナフサのプレミアム、来年上期分は縮小 |
A-180はトン当たり6.5ドルに |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:出光興産、伊藤忠商事、丸紅、三井物産、三菱化学 |
わが国の石油化学企業や大手商社などがサウジアラビアのアラムコと話し合いを進めてきた来年上期(1〜6月)の石油化学用ナフサのプレミアム価格交渉がこのほど決着した。 それによると、来年上期の軽質NGL(A-180)はトン当たり6.5ドル、ラビ港積みのフルレンジナフサは同5.0ドル、ジュベール港積みの同じくフルレンジナフサは同4.0ドル--となる。いずれも、MOP・J(ミーンオブ・プラッツ・ジャパン)からサウジ-日本間のフレートを引いた価格に上乗せされる。 今年下期(7〜12月)に比べると、A-180は同2.75ドル安い。ラビのフルレンジナフサとジュベールのフルレンジナフサはともに同2.25ドルの値下がりとなる。 今回の交渉には、三菱化学、出光興産、丸紅、伊藤忠商事、三井物産の5社が参加した。当初アラムコ側は、今年下期をわずかに下回るレベルにとどめたいと主張してきたが、日本側各社が縮小を強く要求し続けてアラムコの譲歩を引き出した。 韓国の現代石油化学、SK、大林産業、ハンファの各社も同様の条件で契約した模様。 |