2002年11月07日
PSP業界団体がスーパー店頭でPSPトレーのイメージ調査を実施
業界によるリサイクルの実績等は多くの市民が認識
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会

 発泡スチレンシート工業会とポリスチレンペーパー成型加工工業組合の両団体は7日、両団体が10月に全国主要地区のスーパーの店頭で一般市民を対象に共同で実施した発泡スチロール製トレー(PSPトレー)のイメージ調査の結果を明らかにした。
 
 それによると、アンケート調査を実施した買い物客延べ2,267人のうちの96%が同トレーの存在をよく知っていると回答、また、全回答者の60%が、食品の鮮度保持と衛生性の確保に同トレーが役立っていると思うと答えた。さらに、使用後の同トレーが過去10年以上にわたって回収・リサイクルされていることを知っているかという質問に対しても、全回答者のうちの71%が知っている旨を回答したという。
 
 反面、同トレーを燃やすとダイオキシンが発生するのではないかと心配している市民がまだ多いことや、同トレーの約90%が空気で占められていて完全な省資源型製品といえる点を知っている人が全体の28%にすぎないこと--なども同時に把握できたとしている。
 
 このため両団体とも、同トレーに係わる誤解の解消と正しい知識の普及を目的に今後も消費者とのコミュニケーションの機会をできるだけ増やしていきたいとしている。
 
 今回の調査は、関東地区8ヵ所、関西地区7ヵ所、東北地区3ヵ所、中部地区3ヵ所の合計21ヵ所のスーパーの店頭で、一般市民がPSPトレーに対してどんなイメ−ジを持っているかをアンケート調査したもの。
 質問項目は、「スーパー等で使われている様々なトレーの1つに発泡スチロール製トレーがあることを知っているか」「発泡スチロール製トレーを使用した食品を最近の1週間で何品購入したか」「同トレーが過去10年以上にわたって回収・リサイクルされてきたことを知っているか」「同トレーがダイオキシンを出さないことを知っているか」「同トレーが食品の鮮度保持や、衛生的な買い物に貢献していることを知っているか」「同トレーがおよそ90%の空気でできていて、軽く丈夫で、省資源型製品であることを知っているか」--の6項目であった。また、これら6項目のほかに、PSPトレー業界に対する要望や意見なども合わせてヒヤリングした。以下は同調査結果の内容。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/021107.xls