2002年11月07日 |
セントラル硝子、次世代発泡剤特許で米ハネウエル提訴 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:セントラル硝子 |
セントラル硝子は7日、硬質ウレタン用次世代発泡剤HFC-245faの製法について、米国ハネウエル社に対し同社の特許権に抵触しない旨の確認訴訟を起こしたと発表した。 現在硬質ウレタンフオームの発泡剤には、主にHCFC-141bが使用されているが、オゾン層保護のため03年12月末で全廃される。この代替製品が、オゾン層破壊係数ゼロの発泡剤HFC—245faで、同社は同製品の製造方法を独自に開発し、日本での特許権を取得した。 同社は、同法によって03年10月からHFC-245faを製造・販売するため、今年7月本格設備の建設に入った。 一方、ハネウエル社もHFC-245faの製造技術を開発し、わが国でも特許が成立している。このためハネウエル社は、セントラル硝子がHFC-245faを製造・販売する場合には、ハネウエル社の特許権に抵触していないことの説明を求めていた。 これに対して、セントラル硝子側は、独自技術によるもので、ハネウエル社の特許権に抵触しないと説明してきたが、理解を得るに至っていない。 このためセントラル硝子は、HFC-245faの製造・販売を円滑に行うためには、これらの事実を法廷の場で明確にすることが最善と判断した。生産設備の建設は計画どおり進めているという。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=370 |