2002年11月08日
日本触媒、アメリカン・アクリル社のアクリル酸プラント竣工
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:日本触媒

 日本触媒は8日、米国テキサス州に建設中だったアクリル酸プラントが完成し、7日(現地時間)現地で竣工式を行ったと発表した。

 同社はコア事業であるアクリル酸・高吸水性樹脂事業をさらに強化するため、1997年7月にアメリカン・アクリル社(南田章滋社長)を設立。2000年7月から設備建設工事に着手し、完成の後8月から生産を開始した。

 日本触媒の最新技術を用い、製品のアクリル酸は両親会社がそれぞれ出資比率に応じて引き取る。エヌエイ・インダストリーズ社は高吸水性樹脂の原料に、アトフィナ ケミカルズ社は同じサイト内に所有するブチルアクリレートの原料に使用する。

<アメリカン・アクリル社概要>
製品:アクリル酸
立地:米国 テキサス州 パサデナ市 ベイポート工業地域
生産能力:120,000トン/年
出資比率:エヌエイ・インダストリーズ社 50%
     アトフィナ ケミカルズ社 50%
    (エヌエイ・インダストリーズ社は日本触媒の、アトフィナ ケミカルズ社はアトフィナ社(仏)の北米子会社)

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=376