2002年11月15日 |
エーザイ、プロトンポンプ阻害型抗潰瘍剤で米FDA 承認を取得 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:エーザイ |
エーザイは米国臨床研究会社エーザイ・メディカル・リサーチ・インク(本社:ニュージャージー州)が、11 月8 日(米国時間)、プロトンポンプ阻害型抗潰瘍剤「アシフェックス」で、十二指腸潰瘍の再発防止のためのH.ピロリ除菌療法の効能・効果の承認を米国食品医薬品局(FDA)から取得したと発表した。投与期間は7 日間で、併用する抗生剤はクラリスロマイシンおよびアモキシシリンとなっている。 「アシフェックス」は米国FDA から7 日間投与が承認された初めてのプロトンポンプ阻害型抗潰瘍剤。米国での既存のH.ピロリ除菌療法は、プロトンポンプ阻害型抗潰瘍剤を抗生剤とともに10〜14 日間服用することとされている。 H.ピロリ菌は、消化性潰瘍の一般的な原因であると考えられており、米国では最大6,000 万人が感染し、感染者の10 人に1 人は潰瘍に悩まされている。「アシフェックス」と2 つの抗生剤との併用によるH.ピロリ除菌療法に関する臨床試験では、10 日間投与で86%、7 日間の投与でも84%の除菌率が得られた。有害事象に関しては、下痢や味覚異常を除いては、特定のものは認められなかった。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=396 |