2002年01月11日 |
フラットヤーン製品本体の輸入、昨年10月も高水準 |
内需全体の6割強を輸入品が占める |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
日本フラットヤーン工業組合が集計したところによると、PP製ならびにHDPE製のフラットヤーン製品の昨年10月の総輸入数量は、金具や皮革などの付属品を除いた本体ベースで6,951トンとなった。 これは、前年同月の実績を10.0%上回る規模である。これに伴う1~10月の累計は6万2,100トンとなった。前年同期を9.7%上回っている。 フラットヤーン製品の国産品の月間出荷数量は4,300~4,400トンで推移している。輸入品はそれをかなり上回る数量となっているわけ。内需全体に占める輸入品の構成比率は62%内外といえる。プラスチック加工製品の中でも最も輸入依存度が高い製品だ。その分、国産メーカーは他の加工業界以上に厳しい立場に立たされている。 昨年10月の輸入の品種別実績は、フレキシブルコンテナーが3,168トン、クロスシートが1,400トン、土嚢袋が886トン、その他の袋が1,497トン--となっている。また、1~10月計ではフレコンが2万7,865トン、クロスシートが1万2,216トン、土嚢袋が8,340トン、その他の袋が1万3,679トン--となっている。 |