2002年11月29日 |
プロピレンとエチレンの価格差がさらに拡大 |
アジアのスポット相場、プロピレンガ一段高 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:エクソンモービル |
大手商社ならびにエチレンセンター筋によると、アジア地域におけるオレフィンのスポット相場は、エチレンとプロピレンの間の価格差がここにきて一段と開いてきている。 直近のエチレンの価格は1キログラム当たり380ドルから400ドルの間にあり、一方のプロピレンの相場は同520ドルから540ドルの間にある。 エチレンはこの2週間で同20ドルがらみの上昇だが、プロピレンは30ドルから40ドルの幅でのアップとなっている。シンガポールのエクソンモービルの大型エチレンプラントは復旧工事が終わって26日から稼動を再開しているが、アジアのスポット相場の上昇傾向に歯止めをかけるに至っていない。 もっとも、わが国のエチレンセンターの中には、最近のオレフィン相場の続伸は必ずしも実需の盛り上がりを反映したものではなく、いわゆる“唱え値”が先行しているとの見方をとる向きが多い。 |